100分de名著おすすめバックナンバーを要約!【黒い皮膚・白い仮面】

アメリカで起きたジョージ・フロイドさんの事件を契機として、「ブラック・ライブズ・マター」運動が世界中に広がっています。

そんな中、再評価を受けているこの本。
著者は精神科医で黒人フランツ・ファノン氏です。

この本のテーマは、
・差別とは何か
・差別はどうして生じるのか
・どうすれば乗り越えられるのか
ということ。

改めて読むことで、現代の人種差別問題を読み解くヒントを得られます。

2021年2月に放送された100分de名著で『黒い皮膚・白い仮面』について紹介されました!
週に1回・4週間にわたり『黒い皮膚・白い仮面』をテーマに放送されていましたので、そのエッセンスを各回ごとに要約してみました。

第1回言語をめぐる葛藤

1)ファノンは黒人差別を乗り越えるべく、白人と一緒に第二次世界大戦の前線で戦う
2)しかし、それでも白人たちの差別はやまない
3)それだけ差別構造は圧倒的である根深い
4)彼はこの構造を心理学や言語の視点から分析する
5)力で対抗するわけでも、諦めて絶望するわけでもなく、冷静な分析から、差別を抜け出す道を見出す

第2回内面化される差別構造

1)黒人女性は白人男性と結婚することで、血統を白くしようとした
2)黒人男性は白人女性と結婚を求めるが、結婚に踏み切れない葛藤があった
3)血統を白くした願望を「乳白化の願望」という
4)それは白人コンプレックスから生じる自発的隷従
5)まずはこの歪みから解放されなければ、差別はなくならない
6)彼はこのように差別構造が内面化される構造を明らかにした

第3回「呪われたるもの」の叫び

1)黒い皮膚への偏見を乗り越えなければならない
2)そのためにたどり着いたのは、ルーツであるアフリカ文化の再評価
3)文化が尊重されれば、黒人の尊厳も回復するという論理
4)その中で生まれたのが黒人優位を示す運動である「ネグリチュード」
5)ただこの運動は白人優位に対する「対抗」でしかなく、それではだめだとファノンは気づく
6)黒人vs白人の対立ではなく、別の道を探すことが大事

第4回疎外からの解放を求めて

1)ファノンは人種差別の問題を突き詰めることで、「人間を狭い偏見に閉じ込めるものから解放すること」という普遍的な問題に到達する
2)差別は黒人だけの問題ではなく、人類全体の問題
3)こういった視点を踏まえて、再度「ブラック・ライブズ・マター」を考えていきたい
4)この本を読むことで「人間の解放」という視点で物事を見ることができるようになる

まとめ

「黒人だから冷遇する」「女性だから厚遇する」のような言い方は、「黒人」「女性」という枠に人間を当てはめてしまうことなのですね。

その枠を取り払うと、黒人も女性もなく、純粋に「人間」として目の前の人を扱うことができます。

差別の背景には、一部の人間を固定の枠に閉じ込める構造があり、またその構造が固定化されると、差別も固定化されてしまうのかもしれません。

この本から、その枠を取り払うための自由な視点を学ぶことができました。

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